
「いずれ歯が抜けてしまうのは、
しょうがないこと」と
諦めていませんか?

それは間違いです!正しい取り組みをすることで歯は一生涯使い続けられます
「いずれ歯が抜けること=老化現象」と考えていませんか?厚生労働省の調査からも、1人平均残存歯数の結果を見ていくと40~44歳では「27.8本」とほぼ全ての歯が揃っていますが、85歳を超えるとわずか8本に減ってしまうという結果がでています。
これを見ると歳をとったら歯が抜けてしまうことは必然的にも思えてしまうかもしれません。しかし、1960年代から予防歯科を徹底しているスウェーデンでは、85歳を超えても1人平均残存歯数は「21本」。正しく取り組みをすれば歳をとっても自分の歯を守り続けられることが明確になりました。

成人の歯が抜けてしまう最大の原因は歯周病です
歯周病は日本の成人の80%以上が罹患しており、「世界で最も患者が多い病気」としてギネスブックにも記載されているほどの病気です。 進行すると、最悪の場合、歯を支える骨を溶かして歯を失ってしまう原因にもなる恐ろしい病気です。「私は毎日歯磨きをしているから大丈夫」と思っていても、歯周病は重症化するまで自覚症状がなく、気づいた時には手遅れになっていることが多いのです。では、歯周病とはどんな病気なのでしょうか?


歯周病ってどんな病気?

歯周病の原因はバイオフィルム(プラーク)です
歯周病とは、細菌(口腔内常在菌)による感染症です。歯周病の原因菌は、20~30種類あり、それらを総称して「歯周病菌」または、「歯周病関連菌」ともいいます。歯周病菌は、むし歯の原因菌(口腔内常在菌)などと共に歯の表面や歯と歯肉の境目などにバイオフィルム(プラーク)を形成し、そのバイオフィルム(プラーク)に守られて内部でどんどん増殖しながら歯や歯周組織を蝕んでいきます。
このバイオフィルム(プラーク)が形成されると非常に厄介なことになります。
彼らは、チームとして機能し、外敵から防御するように出来ているのでディフェンス能力の非常に高い細菌の集合体となります。

歯周病はバイオフィルム(プラーク)による生体防御反応の結果です
防御力の強いバイオフィルム(プラーク)を、生体は敵と見なすため、取り除こうとします。
しかし、どれだけ生体(人間)が取り除こうと頑張っても、防御力の強いバイオフィルム(プラーク)を取り除くことは出来ないのです。
逆に、生体がバイオフィルム(プラーク)を取り除こうと思えば思うほど、生体が反応して自ら酵素などを出してしまいます。その結果、自ら自分の生体(コラーゲン)を喪失して炎症を起こすのです。そして深い歯周ポケットや骨喪失が起こります。
つまり、歯周病は、誰もが持つバイオフィルム(プラーク)による生体の防御反応の結果なのです。
さらに、歯周病の感受性を高める3つのリスクファクターにより歯周病がより進行してしまう傾向になります
歯周病を
予防する方法!