2018年7月28日
こんにちは、ハービー歯科の小川です。今回は、テーマも文章も少し長いのですが、(いつもですが😁)度々、患者さんから質問をうける内容です。それは、
「なぜ、矯正期間中(特に乳歯から永久歯へ生えかわる期間)に矯正装置をつけ続ける必要があるのか?」について✌
ハービー歯科では、余程のことがない限り、歯列の内側に3D装置という矯正装置をつけ続けます。
ただし、歯列の内側に矯正装置があるためほとんど見えません✌安心してください😄
では、何の意味もなく、矯正装置をつけ続ける訳にはいかないので、ちゃんとした理由をこれから説明していきます。
それは、なぜでしょうか?
その理由は、歯は常に移動しようとしているからです。
それも、常に永久歯の生えるスペースを失うように歯が移動しているからです😄
では、「歯が常に移動しようとしている?」とは、いったいどういうことでしょうか?
一見、歯は、止まっているように思われますが、これは、間違いです。
分かりやすい経験談としては、銀歯や銀の詰め物が何かの拍子に外れてしまい、それを歯科医院で、再度戻してもらったら何か押された感じでキツく痛い感じがあったことを経験したことはないですか?
それの原因は、歯の移動です。つまり、銀歯などが取れている間に、歯が移動して元あった隙間が少なくなり、そこに移動する前の大きさの銀歯や銀の詰め物を入れたからです😁
つまり、歯は、年齢関わらずにスペース(隙間)があればそこに移動するということです。
ここで、知っておかなければならないことがあります。その歯の移動には、原理原則があるということです✌
それは、
「歯は、奥歯から前歯の方向へ常に動こうとしています✌」常にです。
前歯から奥歯の方向には、歯科矯正をしない限りその方向には歯は動きません😢
ということは、小学生の時に乳歯がドンドン生えかわる時期がありますよね❗
その時の乳歯が抜け落ちた時のスペースの確保を考えたことはありますか?
つまり、乳歯が抜けた瞬間から奥歯が前に移動してきて、次に生えてくる永久歯のスペースは、失っていきます。
ほとんどのお子さんの歯並びは、ガタガタです。つまり、少しでも永久歯の生えるスペースが欲しいのが現状となります。
それなのに、
その時期に何の対策も出来ないことは、非常に残念なことです。
そして、お子さんがキレイな歯並びになる確率を非常に下げる要因にもなります。
ですので、「下顎の前歯が4本と上顎の2本の前歯が生えかわる時期」年齢的には、小学校1~2年生位でしょうか?その時期にその前歯がガタガタの場合は、そこから歯並びがキレイになることは、ほとんど無いということです❗
ここで、顎の成長発育があるから放っておいても大丈夫では?と思われる方も多いかも知れませんがそんなことはありません。
もし、それが正しく起こっいれば、こんなに歯並びの悪い方が多い訳がありません❗
つまり、歯は、常に、永久歯の生えるスペースを失う方向に移動していますが、顎の成長発育は、いつ起こるか?を予測することが難しいということです。
ということは、歯並びの治療の優先順位は、まずは、永久歯のスペース作り、または、確保ですよね😁
なので、矯正装置が見えないから良いとか、ちょっとだけ矯正装置をつけたら良いとか、マウスピースがどうだとか、そういう問題ではないということです。
もし、お子様の歯並びで、お悩みがごさいましたら、
大阪市住吉区の歯医者
ハービー歯科・小児矯正歯科 小川まで。
宜しくお願い申し上げます✌