住吉区あびこにある歯医者 ハービー歯科・小児矯正歯科の院長ブログをご紹介します

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日本小児歯科学会 認定医

子供の身体の発育状態を評価する方法とは⁉️これを知ると、「いつから矯正を始めたら良いのか?」が分かります😊|日本小児歯科学会認定医が「母子健康手帳」の内容をまじえながら分かりやすくを解説します✌️ 

2023年2月26日

先生‼️
この前、小学5年生のうちの子を歯医者さんへ連れて行ったら、上顎がちゃんと発育していない‼️
と言われたんですよ⁉️
だから、歯並びが悪いって、、、。
「上顎が発育していない」って、一体、どういうことなんでしょうか⁉️
とても、心配なんです🤔

ハービー君!
確かにそうだよね🤔
いきなり、
「上顎がちゃんと発育していない‼️」
と言われたら、びっくりするよね‼️
ただ、小学5年生の場合、上顎の発育は終了しかけているんだ!
その時点で、歯並びが悪かったら、上顎が発育していない!と言われるのも仕方がないかもしれないね🤔

そうなんですか⁉️
知らなかったです😢
これからは、そのようなことがないように、何か、
子供の発育状態を評価するコツのようなものはあるのでしょうか⁉️

ハービー君!
実は、あるんですよ😊
そこで、今回は、
お子さんの身体の発育状態を見過ごさないために必要な、「小児の身体の発育状態を評価」する方法とそのコツを、親御さんが今まで経験してきたことを交えながら、分かりやすくお伝えしていきます✌️

みなさん。こんにちは😊

「健康に基づいた歯の美しさ」を提案する

大阪市住吉区あびこの歯医者

ハービー歯科・小児矯正歯科の小川慶知と申します😊

お子さんの

身体の発育状態を評価する方法とそのコツ⁉️

このようなことを知って、

果たして、何か良いことはあるの🤔

と思われるかもしれませんが、、、。

もし、お子さんに矯正治療をすることを考えている親御さんにとっては、必ず知っておいた方が良い内容となります‼️

それを知らないと間違いなく損をします‼️

なぜならば、

お子さんの矯正治療は、

いつから始めても大丈夫‼️

というわけではないからです🤔

必ず勝負所という時期があるからです‼️

ただ、

いきなり、歯医者さんに

「今、この時期が矯正治療の勝負所です‼️」

と、言われても〜、、、

何かピンっ!ときません🤔

それ‼️
よくわかります😊

でも、そのピンっ!とこないのは、

お子さんの発育の勝負所が分からないということなので、

大切なお子さんの身体の発育状態を見過ごしていしまっている、、、😢

それでは、

「これから矯正治療を始めよう!」

と考えているお子さんのためにも、そして、親御さんのためにも、良くありません🤔

そこで、今回は、

日本小児歯科学会認定医の私が、

お子さんの身体の発育状態を見過ごさないために必要な、

親御さんができる発育状態の評価の方法とそのコツを

「数値」と「特徴」

この2つの側面から、分かりやすくお伝えしていきます✌️

数値(身長,体重,発育指数)

ハービー君!
ちょっと、聞いてもいいですか❓
今までで、お子さんの身体の発育状態をこうやって評価した!っていう経験はありますか❓

う〰ん🤔
たしか!「母子健康手帳」の中にあった身長や体重を記録する「身体発育曲線」というグラフに記入して子供の身体の発育状態を評価をしていたと思います😊

ハービー君!
素晴らしい😊
それは下記のグラフですね😊

上記のグラフは、母子健康手帳にも記載されている「乳児身体発育曲線」と「幼児発育曲線」となります😊

また、このグラフは、「身体発育パーセンタイル曲線」とも言われているんですよ😊

身体発育パーセンタイル曲線⁉️
とても難しそう〰😢

ハービー君!
確かに難しそうですが🤔
そのようなことはないですよ😊
この曲線は、
お子さんの各年齢における体重や身長の「基準値」をグラフに示したものなんです✌️
つまり、お子さんは、このような感じで身体が発育していく!ということを示したグラフとも言えます✌️

どうして、「基準値」のグラフが必要なんですか❓

実は、

小児期というのは、一生のうちで身体の発育がもっとも活発な時期となります‼️

それにより、それぞれのお子さんの個人差が大きくなってしまうため、お子さんの発育状態を評価するために、何か基準を作らないと発育状態を判定しにくくなってしまうから必要なのですね😊

そこで、身体発育の基準をもとにして、お子さんの発育状態が「今、この時期でどうなのか?」を見やすいように作成されたのが、

下記のグラフであるお子さんの体重や身長の基準値を各々の年齢別にグラフ化した「乳児身体発育曲線」と「幼児発育曲線」となります✌️

ただ、この基準値の中(上記のグラフの濃い灰色の曲線の中)に、お子さんの数値が入っていればそれで良いのか❓

というと、そういうわけでもないので、、

もう少し具体的に、
このグラフの意味を解説していきます✌️

実は、上記の「母子健康手帳」に記載されていた「身体発育曲線」は、親御さんが見やすいようにバージョンアップされたものであり、もとの原型となるグラフは、下記の「身体発育パーセンタイル曲線」となります😊

うわ〰‼️数字だらけ‼️
さらに、曲線も増えた⁉️
難しそう〰😢

ハービー君!
確かに、このグラフを初めて見ると、うわ〰!となりますが、、、😥
お子さんの発育状態を評価するためにも、とても大切な所なので、何とかついてきてください✌️
ハービー君が難しそうに見える理由は、以下の通りなんです✌️

この「身体発育パーセンタイル曲線」が、母子健康手帳のグラフよりも、さらに複雑に見えるようにしているポイントは、2つあります!

それが、

①曲線の数⁉️

②その曲線ごとにつけられているグラフの縦軸に記載されている数値⁉️

まずは、

①の「曲線の数」ではなく、、、

②のそのグラフの縦軸の右側に記載されているその曲線ごとにつけられている「数値(3〜97)」について分かりやすく解説していきます😊

ちなみに、この数値(3〜97)は、

パーセンタイル値と言われ、発育期の体重および身長の基準値となります😊

では、グラフを複雑にしているポイント②の数値の「パーセンタイル値」について解説していきましょう✌️

上記のグラフの右側に記載されている数値(パーセンタイル値)の

3、10、25、50、75、90、97

は、どのように見ていくかというと、

例えば、

「25」という数値⁉️

25パーセンタイル値と言います!

それは、一体、何か⁉️

というと、

100人の中で低い方から25番目ということ!

つまり、

100人のうち小さい方から25番目!

ということなので、

やや小さいということを示しているんですね!

この「身体発育パーセンタイル曲線」は、

そのように「数値」で発育状態を評価するんですね!

また、

50パーセンタイル値は、100人のうちの小さい方から数えて50番目の真ん中にあたるので、中央値と判定されます‼️

そして、グラフを複雑にしている①の「曲線の数」は、各々のパーセンタイル値における身体の発育曲線となるわけです😊

ハービー君!
この上記のグラフ(身体発育パーセンタイル曲線)が、何となく分かりやすく見えてきましたか😊

なんとなく〰🧐

さらに、上記のグラフにおいて、

3パーセンタイル値に満たない場合は、

「小さすぎ」

と、判定され、

97パーセンタイル値を超える場合は、

「大きすぎ」

と判定されます!

それらを、下記のグラフの「母子健康手帳」に記載されている「身体発育曲線」に当てはめてみると、

濃い灰色の帯の曲線からはみ出た状態となり、、、

この場合は、

「発育の偏り」

と判定され、「精密検査」の対象となります!

また、

10パーセンタイル値に満たない場合は、

「小さい」

と判定され、

90パーセンタイル値を超える場合は、

「大きい」

判定され、、、

このような「母子健康手帳」に記載されている「身体発育曲線」の黒い帯の曲線にギリギリ入っている場合は、

「発育の偏りの疑い」

と判定され、

経過観察でいこう!となります!

このようなお子さんの体重や身長の計測値を発育の基準値に照らし合わせて発育状態を判定して、評価する方法とは別に、、、

別に⁉️
他にも、、、🫢
まだ、あるんですか⁉️

あるんです😊
体重と身長のバランス、つまり、体格で評価する「発育指数」という方法があるんです!

「発育指数」⁉️

そうなんです😊

発育というのは、体重だけ、身長だけの判定では、評価することが難しいので、体重と身長から相対的に成長を評価する必要もあるのですね😊

その方法が、「発育指数」であり、

体型や栄養面から評価する方法となっています。

そして、発育指数は、お子さんの成長期に合わせて、

6歳未満の幼児は、「カウプ指数」

6歳以上の学童には、「ローレル指数」

と使い分けられています😊

具体的には、下記の通りです!

✨カウプ指数✨

(6歳未満の幼児に用いられる計算式)

カウプ指数=

[体重(g)÷身長(cm)²]×10

この計算式の答えが、

22以上の場合は、「肥満」

19〜22は、「肥満傾向」

15〜19は、「正常範囲」

13〜15は、「やせ気味」

10〜13は、「やせ」

と判定されます!

✨ローレル指数✨

(6歳以上の学童に用いられる計算式)

ローレル指数=

[体重(g)÷身長(cm)³×10⁴

この計算式の答えが、

160以上は、「肥満」

145〜160は、「肥満ぎみ」

115〜145は、「標準」

100〜115は、「やせぎみ」

100未満は、「やせ」

と判定されます。

うわ〰‼️計算式だらけ‼️
難しそう〰😢

ハービー君!
この計算式を見ると、とても難しそうに見えますが😥
この計算式に体重と身長を入れれば、何とかなるのでぜひチャレンジしてみてください✌️

先生!
確か〰、もう1つ!
「数値」以外で発育状態を評価する方法があるんですよね⁉️

さすが、ハービー君!
その通りです😊
では、早速!
そのもう1つの発育状態を評価する方法をこれからお話ししたいと思います✌️
ここから、やっと「小児歯科」らしくなってきますよ😁

特徴(年齢と身体発育の特徴)

今まで、身長、体重、発育指数などの数値でお子さんの身体の発育状態を評価する方法を解説してきたのですが、、、。

お子さんの発育‼️

数値だけで評価できる⁉️

そのようなわけないですよね〰🧐

お子さんが、

寝返りからお座りができたり、

つかまり立ちから1人歩きができたり、

言葉が話せるようになったり、

などなど、

数値ではなかなか評価できない発育もあるわけです‼️

つまり、

年齢とともに変化するお子さんの「特徴」も、発育を評価する1つの方法となるのです😊

確かに、そうだよね〰🤔

さらに、
「特徴」の場合、
年齢の分類が「数値」の時よりも幅広く、そして、少なく分類されているのもポイントとなります✌️

具体的には、

「数値」の時の年齢の分類では、

生後1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、、、1年、2年、3年、4年、、、と、

細かく月年齢に分けられていましたが、

この2つ目の「特徴」におけるお子さんの発育状態を評価する分類は、

数値における月年齢よりもずっと少ない、

下記の6つの発育期の分類となっています✌️

①出生前期(胎生期)

0(受精)〜280日(出生)

親御さんは、出生前のお子さんの身体発育の特徴について、たくさんの正確な情報を得ることは、
今後のお子さんの発育を良い方向へするためにとても大切なんだよ😊

確かに、そうだよね〰🤔

例えば、

・ご妊娠されているお母さんが、歯科治療を受診するのは、お子さんのことを考えるといつ頃が良いのか❓

・お子さんの乳歯や永久歯は、妊娠中のいつ頃に作られているのか❓

・妊娠中にお子さんの歯へ悪い影響がでないようにするためには、どのようなことを気をつければ良いのか❓

などなど

色々な情報を知っておくと、

下記の写真のような歯の色が変色している歯がお子さんから生えてきたとしても⁉️

もしかして、これは、私のせい⁉️

というような必要のないストレスをできるだけ少なくすることができるからです!

そのような正しい知識を得る機会として、

私が歯科医院を開業している大阪市の場合は、

「妊婦の歯科健診」

がありますので、

それを活用されることをオススメします!

また、

さらに詳しい情報を得たい!という場合は、

ご妊娠時に、かかりつけの歯医者さんの定期検診へ行くこともオススメです!

各々のお母さんの現状に合った情報を得ることができると思います😊

では、

出生前期(胎生期)について、発育の基本的な情報を日本小児歯科学会認定医の私からお伝えしていきます✌️

出生前期(胎生期)は、
3つの時期に分類されます😊

①細胞期:0〜2週

この時期は、受精後に受精卵が母胎の子宮壁に着床する期間となります。

②胎芽期:2〜9週

この時期は、着床した受精卵が、その後8週間かけて細胞増殖を繰り返し主要な臓器の形態形成をしていく時期となります。

胎芽期は、胎盤を通して母胎からの影響をもっとも受けやすい時期となります。

③胎児期:9週〜40週

胎児期に入りますと、体重や身長が急激に増加をしていきます!さらに、主要な組織や器官の発育が形態的にも機能的にも急速に進行して、ヒトらしい形態になってきます!

そして、

4ヶ月頃に性別が明らかになり、

5〜7ヶ月(妊娠中期)に体調が安定してきます!

もし、ご妊娠中に歯科への受診を考えるならば、この妊娠中期(5〜7ヶ月)がオススメとなります😊

そして、この時期に歯医者さんの定期検診へ行くと、

「お子さんが生まれてから、お口の中の発育において、どのようなことを日頃から気をつけていけば良いのか?」

そのようなお子さんの出生後のアドバイスも、同時にしてもらえると思いますので、

お子さんのためにも、

ぜひ、ご妊娠中での歯医者さんの定期検診をご活用してください😊

②新生児期

出生〜4週間

赤ちゃん!
かわいいな〜💕

ほんとうに、かわいいですよね💕
では、生まれてから約1ヶ月の期間を示す「新生児期」の身体の発育についてお伝えします😊

日本人の出生時の平均体重は、

男児が3,100g、女児が3,000g

日本人の出生時の平均身長は、

男児が49cm、女児が48.5cmとなります!

そして、

出生直後に、お子さんの体重は、

200〜250g減少します⁉️

これを、

「生理的体重減少」

と呼びます‼️

なぜ、このようなことがお子さんに起こるのかというと、

胎便、尿、羊水の嘔出などのお子さんの体外への排出量が、哺乳による補給量を超えてしまうからです!

ただ、7〜10日で出生時の体重に戻りますのでご安心ください😊

小児歯科において、この時期は乳歯が生えてくる前の無歯期となるので、本来であれば乳歯はお口の中に1本もありません!

しかし、下記の写真のように、ごくまれに下顎の乳歯中切歯という歯が出生時に生えていることがあります⁉️

この歯を「先天歯」と呼んでいます。

この「先天歯」は、お子さんの舌の下に潰瘍を作ったり、

歯根(歯の根っこ)が未完成のため先天歯が激しく揺れてしまう場合もある!

ということを知識として持っておいてください😊

この時期に、お子さんを歯医者さんへ行くことは難しいので、、、。

 ③乳児期

出生〜1歳未満

この時期のお子さんは、成長と発達がとても著しいのが特徴となります‼️

確かに、ものすごく出来ることが増えてきますよね😊

体重は、

生後3〜4ヶ月で出生時の2倍の6,000g、

満1歳で3倍の9,000gとなります!

身長も、

生後1〜1歳6ヶ月で出生時の1.5倍の75cmとなります!

また、頭囲は、

出生時は、胸囲よりも大きいのですが、

満1歳では、頭囲=胸囲となります!

脳の重量(重さ)も、

満1歳で、出生時の2〜3倍になります!

運動においても、寝返りやお座りができるようになり、四つばい、つかまり立ち、歩行へと発達していきます!

この運動の発達における順番に関しては、下記の「母子健康手帳」の「身体発育曲線」のグラフの中にも記載されていますので、ぜひご参考にしてください😊

また、

新生児期や乳児期早期に見られる原始反射(無条件反射)‼️

例えば、

外からの刺激に対して反射的に身体を動かすモロー反射や、

見えていなくても手に物を触れさせると無意識に握ろうとする把握反射

などは、

5ヶ月頃に無くなり始め、反射に基づく運動から随意的(意識的)な運動へと移行していく時期でもあります!

その他では、

言語においての発達‼️

5〜6ヶ月では、言葉にならない声である喃語を発して、

1歳前後になると、1〜3語の言葉も話せるようになってきます!

運動や言語など、色々なところが発育していくんですね‼️

そうなんだ😊
そして、この時期にとても重要なのが、
「マザリング!」なんだよ😊

マザリング⁉️

マザリングとは、母親の授乳やおむつ交換などの乳児であるお子さんへの世話や身体的接触、やさしい声かけなどの献身的な養育行動であり、お子さんの情動の発達にもとても大切な行動となるんですよ😊

では、この時期での小児歯科では、

どのようなことが起こるのか!

というと、

この時期の前半(乳児期前半:生後1〜2ヶ月頃)に、下記の写真のような歯ぐきに白い出来物のような「上皮真珠」が現れることがあります⁉️

これを見た親子さんがビックリされて歯医者さんへ来院される方も多いですが、この上皮真珠は、自然に消失しますのでご安心ください😊

そして、生後7ヶ月頃、お子さんにとって初めて生えてくる乳歯である下顎乳歯中切歯が生えてきます😊

この頃から、乳歯が生えてくるんだね😊

④幼児期

1〜6歳未満

活発な時期だよね😊

そうなんだ😊
だからこそ、小児歯科でも気をつけなければならないことがあるので、身体の発育とともに、それも併せてお伝えします😊

この時期になると、

体重は、3歳で出生時体重の4倍強(12kg強)

身長は、5歳で出生時の2倍強(100cm強)

となります😊

このような感じで、お子さんの身体がドンドン発育していくと同時に、、、

運動機能も著しく発達していきます‼️

具体的には、

2歳頃までには走ることができ、階段も上がることができるようになります‼️

3歳には、バランスをとるのが難しい片足立ちもできるようになります‼️

この時期は、いろんな運動ができるようになるので、子供の発育を感じることができますよね😊

そうなんですが、、、
このように、お子さんの運動機能が発達していくと、親子さんにとっては、できるだけ起きてほしくないことが起こります⁉️

えっ!何が起こるのです⁉️

それが、

下記の写真のような、転んだり、机などに顔面をぶつけたりした時に乳歯をぶつけてしまう「乳歯外傷」です‼️

痛そう😢
そして、歯が歯ぐきにめり込んでいる‼️

この時期の「乳歯外傷」は、乳歯が折れる!というよりも、上記の写真のように歯肉の中にめり込んでしまうのが特徴となります!

そのようなわけで、

「乳歯外傷」は、「虫歯」と並んで、1〜3歳未満の時期に小児歯科へお子さんが来院される理由となっています!

そして、

言語においてはどうか?というと、

2歳になると、

「パン ちょうだい!」

「赤い くつ!」

2つの単語からなる「2語文」が使えるようになり、

3歳までには、

話せる言葉の数が、900語になってきます‼️

すごい話せる言葉が多くなるんですね‼️

そうなんです😊
幼児期前期(1〜3歳)の発育は、とても著しいんですね‼️

さらに、

3歳を過ぎると、

走る、跳ぶ、投げるの基本的な運動がほぼ獲得できていて、腕の振りと足の動きを協調させてリズミカルに歩くことができる協調運動もできるようになってきます‼️

「協調運動」か〰!
すごいですね‼️

さらに、この時期は、
下記に解説しているような精神の発育も著しいんだよ😊

この時期における精神の発達について!

2歳後半〜3歳くらいから始めるトイレットトレーニングなどを通して自律性が芽生えてきます

そして、

3〜4歳頃には、自我が芽生える始め周囲の人たちに反抗的な態度を強く示してしまう「第一次反抗期」に入っていきます!

この時期は、自己主張も強くなっていくのが特徴となります。

また、幼児期では、
「遊びを通して」が、発育において、とても大切なポイントとなるんだ‼️

「遊びを通して」⁉️

この幼児期においては、

特に、遊びを通して運動機能やコミュニケーション能力を発達させていきます!

さらに、

4歳以降では集団での遊びを通して、その中で社会性を身につけていく段階に入っていきます!

⑤学童期

6〜12歳

もし、お子さんの矯正治療を考えているのであれば、この学童期がポイントになるんです😊
実は、ここからどのように身体が発育していくか?を親御さんが知っていないと、
「いつから、矯正治療を始めたら良いか⁉️」
が分からなくなるんですね‼️
でも、「母子健康手帳」には、学童期からのグラフが記載されてません‼️

確かに、そうだよね〰。
なかった気がする🤔

そこで、これから身体の発育の特徴と一緒に、「母子健康手帳」には記載されていない7〜20歳頃までの発育について、今まで学んできた発育曲線をベースに、より深く解説していきたいと思います✌️

では、まず最初に、

お子さんの大まかな学童期の発育(成長と発達)から解説していきます✌️

この時期、お子さんは、小学校への入学を機にその取りまく環境は大きく変わります‼️

それとともに、運動機能や精神機能も著しく発達していきます😊

そして、

お子さんが小学校生活へ適応していくことは、コミュニケーション能力を伸ばし、社会性がさらに広がり、友達を作ってその関係を築いていくようになっていくのですね😊

頼もしい〰😊

一方で、

身体の発育はというと、

体重は、1年間に2〜3kg

身長は、1年間に5〜5.5cm

増加するような比較的に安定した成長を示します!

学童期は、比較的に安定した身体の発育なんですね‼️

また、身長においては、

身長では、9〜12歳の間

男子よりも女子の方が大きくなり、

体重においては、

11〜13歳の間、

男子よりも女子の方が大きくなるのが特徴となります😊

上記の学童期の身体の発育の内容は、下記の身体発育曲線(身体発育パーセンタイル曲線)のグラフで示されています!

うわっ‼️
分かりにくい😥

そうですよね😥
身体発育パーセンタイル曲線は、曲線も多く分かりにくいですよね🤔
そこで、身長や体重の発育の曲線をもっとシンプルにした下記のグラフの「スキャモンの臓器別発育曲線」でお話しを進めていきます✌️

先ほどの上記の分かりにくい小児身体パーセンタイル曲線(身長と体重の発育曲線)は、下記のスキャモンの臓器別発育曲線の中で緩やかなS字状を描いている「一般型」の曲線に相当します😊

このグラフは、

横軸に年齢をとり、縦軸に、臓器の重量(%)をとります。ちなみに、その100%の重量は、20歳における重量としています。

このスキャモンの臓器別発育曲線から分かることは、

身長と体重は、乳児期と思春期に急激に発育がみられ、前述のとおり、学童期は、比較的緩やかに安定して発育している!こととなります✌️

このグラフだと、学童期は、身体が安定して発育している!ということが分かりやすいね😊

しかし、

もし、お子さんの矯正治療を行うことを検討しているならば、

親御さんは、もう少し!

この「スキャモンの臓器別発育曲線」を深く理解しておく必要があります‼️

なぜならば、
この「スキャモンの臓器別発育曲線」の中に、
「いつから矯正治療を始めたら良いのか?」
という答えが示されているからです‼️

歯の矯正治療をする上で、歯並びとその歯が並んでいる上顎と下顎というのは、相関関係にあることは、ご理解いただけると思います✌️

(ここから、身体の発育から、顎の発育と歯並びの関係の話しに進んでいきます!)

そして、

その上顎や下顎が含まれる骨格というは、上記の「スキャモンの臓器別発育曲線」の「一般型」に含まれているので、身長や体重と同じような曲線を描いている!

そう仮定すると、、、

成長発育を活用して矯正治療を始めるなら、

発育が安定している学童期よりも、

発育が著しい思春期(女子は、10歳〜、男子は、12歳〜)から矯正治療を始めたら良いのであろう⁉️

という考えになるのですが、、、。

もし、「発育を活かした」矯正治療を望むのならば、その時期では遅い!

ということです‼️

えっ!
どうして⁉️

実は、、、
上顎と下顎の発育曲線は、は、「一般型(全身組織型)」の曲線とは、少し異なるのです‼️

えっ!
違うの⁉️
早く教えてよ〰😢

それらを示した歯科的に詳しくバージョンアップされたスキャモンの臓器別発育曲線が下記のグラフとなります。

下記のグラフでは、身体や体重を示す「一般型」の発育曲線は、「全身組織」の発育曲線を示します✌️

つまり、

一般型の発育曲線=全身組織の発育曲線

となります。

この上記のグラフで分かることは、
身体と上顎と下顎が、それぞれ異なる発育曲線を描くということです‼️

それが、矯正治療を始める時期に、何か関係あるの⁉️

ハービー君‼️
実は、これが、とても関係しているのですよ‼️
それを今から解説していきます😊

例えば、横軸の10歳のところを基準にして、縦軸の臓器の重量(%)を見てもらうと、、、

身長や体重や骨格の大きさを示している一般型(全身組織)では、

20歳の大きさに対して、50%くらいしか発育していないのですが、、、

下顎骨に関しては、70%近くまで発育していて、

上顎骨に関しては、80〜90%まで、すでに発育してしまっているということになります‼️

つまり、

10歳になると、

身体はそれほど大きくないのに、

上顎骨は、ほぼ発育が終了していることとなります‼️

例えば、

この時点(10歳)で、下記の写真のような上顎の八重歯の場合⁉️

その八重歯は、上顎骨に入るスペース(隙間)は全くありません‼️

このような状況で、歯医者さんへ行ったら、

「お子さんの上顎がちゃんと発育していないので、犬歯の生える場所がなくて八重歯になってしまっています!」

と、言われてしまうでしょう😢

では、

もし、この状況で、この八重歯を矯正治療でキレイな歯並びに治そうとするならば、どうすれば良いでしょうか⁉️

10歳という年齢から考えると、上顎骨がほぼ発育が終了しているので、上顎を発育させて、この2本の八重歯を上顎の中に入れるために必要なスペース(隙間)を作ることは、非常に難しい!ということになります🤔

ならば、

矯正治療により、その八重歯を現状の上顎の大きさの中に入れようとすると、、、

そのためには、永久歯(第1小臼歯)を2本抜歯して、八重歯の生えるスペース(隙間)を作って矯正治療でキレイな歯並びにするしかないのです!

えっ‼️
永久歯を2本抜いて矯正治療するの⁉️

ハービー君!そうなんです🤔
もし、お子さんの永久歯を抜かないで矯正治療をしようと思ったら、
上顎骨の発育する余力がまだある時期⁉️
つまり、10歳よりも、
もう少し早い時期から矯正治療を始めることが重要となんのです‼️

具体的なその時期(年齢)は⁉️

歯の生えかわりや上顎骨や下顎骨などの発育の個体差も考慮して、

お子さんが矯正治療を始める最適な時期は、

6〜7歳!

となります‼️

そして、そこが、

発育を活用して矯正治療を始める上での

勝負所の時期となるのです‼️

⑥思春期

男子(12〜20歳)、女子(10〜18歳)

この時期は、身体や精神面で色々な変化が起こる時期となります😊

本当に!
そうだよね〰‼️

思春期は、女子が10歳頃、男子が12歳頃から始まります。

そして、身体の発育も男女の違いがはっきりしてくるのが特徴となります!

女子は、10〜12歳の間に急速に身長が伸び(スパート)、17〜18歳頃に最終的な身長に達します。

男子は、12〜14歳の間に急速に身長が伸び(スパート)、19〜20歳頃に最終的な身長に達します。

この思春期における急速な発育(スパート)の始まりとピークは、個人差が大きいのも特徴となります!

また、学童期から思春期への移り変わりは、身体的にも「第二次性徴」として現れます。

つまり、

女子は、女性らしい体型となり、

男子は、男性らしい体型となっていきます!

さらに、心理的にも大きな変化を生じます!

「第二次反抗期」です‼️

この時期は、さまざまな原因により情緒不安定に陥ることが多くなり、とても敏感で、とても動揺しやすくなるのが特徴となります!

そして、自我に目覚め、第二次反抗期として示される反抗的行動が自己防衛的行動として現れやすくなる時期でもあります。

また、思春期は、お子さんが親御さんから自立しよう!としていくことも特徴となります。

実は、この自立しよう!という気持ちが、小さい頃から一生懸命に小児歯科へ通って予防してきた!あの病気を、残念ながら発症させてしまう原因となってしまうのです‼️

えっ‼️何の病気⁉️

それは、虫歯です‼️

思春期の時期というのは、お子さんの自立心が強くなり親御さんからの管理が緩んでしまいます!

そのために、口腔清掃が不良になったり、食事が不規則になってしまい、、、

今まで頑張って予防してきた虫歯が、この時期に一気に発症してしまうのです😢

そのようなお子さんが多くいるのが現状となります😢

そのようなわけで‼️

思春期に入っても!
今まで、頑張ってきた取り組みを無駄にしないために、歯医者さんの定期検診は必ず継続してください😊

また、思春期は、歯並びについても今まで隠れていた問題があからさまになる時期でもあります⁉️

えっ‼️そうなの⁉️

思春期は、乳児と永久歯が混在する「混合歯列期」から、全て永久歯に生えかわった「永久歯列期」になる時期であり、下記の写真のような、さまざまな歯並びの問題が明らかに目に見えて分かるような時期となっています‼️

お子さんが、思春期に入り、上記のような歯並びになってしまう前に‼️

このような歯並びを予防するために‼️

「小児矯正」という分野があります✌️

しかし、「小児矯正」は、発育を活用して歯並びをキレイにしていくので、発育の勝負所の時期を外してはいけません‼️

そのためにも、

その発育を活用した小児矯正(矯正治療)を始める勝負所の時期である

6〜7歳‼️

この時期に、お子さんの歯並びについつの相談を受けることを私は強くオススメしています😊

✨まとめ✨

「子どもの身体の発育状態を評価する方法」

①数値(身長,体重,発育指数)

②特徴(年齢と身体発育の特徴)

この2つの側面から発育を評価することが大切!

そして、

もし、親御さんが、お子さんに発育を活用した矯正治療を始めよう!とお考えであれば、

6〜7歳の時に

歯医者さんの矯正相談へ行くことが大切!

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今回も、とても長いブログを読んでいただき、

誠にありがとうございました😊

(今までに私の書いたブログの中で、1番ボリュームが大きいです😁)

「健康に基づいた歯の美しさ」を提案する

大阪市住吉区あびこの歯医者

ハービー歯科・小児矯正歯科 

院長 歯科医師/歯学博士

日本小児歯科学会認定医 小川慶知 

          プロフィール詳細 〉 

(その他の私の経歴😊)

関西医療学園専門学校 歯科衛生学科 講師

2022年 日本小児歯科学会 優秀発表賞 受賞

 
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