住吉区あびこにある歯医者 ハービー歯科・小児矯正歯科の院長ブログをご紹介します

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日本小児歯科学会 認定医

なぜ子供たちは歯医者を怖がるのか⁉️|子供たちの「恐怖」を日本小児歯科学会認定医が分かりやすく解説‼️

2023年5月31日

先生😢
うちの子!歯医者さんへ怖がって行こうとしないんですよ🤔

ハービー君!
確かに、お子さんにとって歯医者さんは、やっぱり怖いものですもんね😊
そのような状況でも、親子さんが、ちゃんとお子さんを歯医者さんへ連れて行こうとしてくれているのは、とても素晴らしいことだと思いますよ😊

それは、私のように歯医者さんで、辛く、そして、怖い思いをうちの子にはしてもらいたくないから、、
でも、うちの子!怖がって行きたがらないんですよ〰😢

そこは、何とかしていきたいですよね🙂
ただ、お子さんの場合は、大人と違って歯医者さんへ何回か通っているうちに、怖がらなくなっていくことがよくあるんですよ‼️

そう言われれば、
楽しそうに歯医者さんへ行く子供をよく見かけます‼️
本当は怖いはずなのに⁉️
どうしてなんだろう🤔

実は、これには、ちゃんとした理由があるんです😊
そこで今回は、その理由を知るために、
まずは、お子さんが歯医者さんなどに抱く「怖さ(恐れ)」についての一般的な知識を、私と一緒に学んでいき、、
さらに、
「なぜ、お子さんが怖いはずの歯医者さんへ楽しそうに行くことができるようになるのか⁉️」
それを実現するため行われている小児歯科での歯科的対応を、これから一緒に学んでいく「怖さ(恐れ)」の知識をまじえてお伝えしていこうと思います😊

みなさん。こんにちは😊

「健康に基づいた歯の美しさ」を提案する

大阪市住吉区あびこの歯医者

ハービー歯科・小児矯正歯科の小川慶知と申します😊

お子さんが怖がって、歯医者さんへ行かない😭

やっとのことで、歯医者さんに行けるようになった😊

と思ったら、また、怖がって歯医者さんへ行かない😭

どうしてなの⁉️

このようなお悩みを抱えたこと、

ありませんか⁉️

これは、お子さんの歯医者さんへの「恐れ」が原因の場合が多いです‼️

ただ、この状況を、「これは、これで、仕方がない!」としてしまうと、ず〰と歯医者さんを恐れてしまい、、、

虫歯ができて、

歯が痛くなって、

いざ!歯医者さんへ行こうとしても、

お子さんが歯医者さんを怖がって行くことができず、、、

虫歯はドンドン進行してしまいます🤔

つまり、

お子さんの歯科治療は、虫歯などの病気を治療することだけでなく、この「恐れ」に対しても何か対策をしていかなければ良い方向へは向かわないのですね😊

そこで、今回は、

まず最初に、私たち大人が、お子さんの発育期における「怖さ(恐れ)」についての正しい知識を私と一緒に学んでいき、

さらに、

「なぜ、お子さんが怖いはずの歯医者さんへ楽しそうに行くことができるようになるのか⁉️」

それを実現するために実際に行われている小児歯科での歯科的対応を、これから一緒に学んでいく「怖さ(恐れ)」の知識をまじえて、お伝えしていきます✌️

では、

お子さんに起きている「怖さ(恐れ)」を正しく知るためには、

私たちは、一体、どのようなことから学び始めたら良いのでしょうか⁉️

それが、下記の3つのポイントとなります😊

「恐れ」という情動は、何歳から始まるの⁉️

ハービー君!
「恐れ」という情動は、何歳から出てくるものなのか?ご存知ですか😊

生まれた時からではないんですか⁉️
あと、「情動」という言葉の意味が分かりません😢

そうですよね‼️
まずは、何歳から⁉️の前に「情動」から解説していきます😊
「情動」とは、ある刺激に対して生じる急激で一時的な感情の動きのことで、「恐怖」「怒り」「悲しみ」「喜び」などが情動に含まれます😊
「情動」とは、自然ではなく、急激に湧きあがる感情という感じですね😊

確かに、そうですよね🤔
「恐れ」なんて自然に湧きあがる感情ではないでもんね🤔
そして、先生が、この質問をするということは、「恐れ」って、生まれた時には無い情動ということですよね⁉️

ハービー君!鋭い😊
その通りなんです✌️

実は、

「恐れ」という情動は、生まれた新生児の頃には、まだ無いのです‼️

新生児に現れる情動は、「興奮」のみとなります😊

そして、生後3ヶ月から、

「不快」「興奮」「快」

の3つの情動が現れます!

そして、下記の図が示すように、

生後6か月頃から「不快」が分化して「恐れ」「嫌悪」「怒り」が現れます!

つまり、

「恐れ」という情動は、生後6か月頃から現れる!

ということです😊

「恐れ」って、6か月頃から現れるのですね‼️

そうなんです😊
ただ、お子さんの「恐れ」が、生後6か月頃から現れるだけ!という知識では、
小児歯科の診療において、お子さんへの対応をすることは難しいので、もう少し「恐れ」について、深掘りしていきますね✌️
ここからの内容は、めちゃくちゃ大切なので、親御さんが、これを知識として持っておいて損はないと思います😊

「恐れ」の対象は、年齢とともに変化する‼️

実は、お子さんの「恐れ」の対象というのは、年齢によって変化するのです‼️

1歳〜2歳頃は、

見慣れない人や場面、痛み、支えを失うこと、落ちることなどの物理的なものや、大きな音などの聴覚的なものが「恐れ」の対象となります!

2歳〜3歳頃は、

見慣れない人や場面、大きな音、動物、孤独など、聴覚的なものだけでなく視覚的なものも「恐れ」の対象となってきます!

まさに、見慣れない白衣の歯科医師やさまざまな大きな音が出る診療機械など、歯医者さんには、お子さんが「恐れ」をいだくものがたくさんありますよね‼️

そして、

4歳頃が、この種の「恐れ」のピークとなります!

5歳頃以降は、徐々に恐れが少なくなるのですが、

その代わりに、

孤独、暗闇、障害、火事、動物、などの今まで経験した聴覚的、視覚的なものによる「恐れ」や、おばけ👻などの「想像」による「恐れ」が多くなっていきます‼️

例えば、この時期に、

・周りの友達から歯科治療が怖い😱と聞かされたり、

・歯医者さんを怖がっている人を見たり、

・以前の歯科治療などの治療を想像したり、

など、

歯医者さんへ行く前から歯科治療に対しての「恐れ(恐怖)」が、想像の中で、もの凄く大きくなってしまうことがあります!

親御さんは、そのあたりのケアも必要になってくるのですね😊

ただし、お子さんが、

5歳〜6歳になってくると、歯科医師や歯科衛生士のお話しを十分に理解ができるようになってくるので、歯科治療に積極的な態度をみせれることもあります😊

その時は、しっかりとお子さんを褒めて、自信をつけてもらい、次回の歯医者さんへ行く機会へつなげることが大切となります✌️

これまでに「恐れ」についての多くの情報が入ってきたので、もう一度、
今まで一緒に学んできたことをまとめていくと!

✨発育期における怖さ(恐れ)のまとめ✨

「恐れ(恐怖)」というのは、

生後6か月頃から現れ、

その恐れの対象は、

「物理的なもの」→「聴覚的なもの」→「視覚的なもの」→「過去の経験や想像からくるもの」

という流れで、

年齢によって変わっていく!

ということでした✌️

では、

その「恐れ」の対象は、小児歯科の歯科治療において、

どのようなものがあるのでしょうか⁉️

そして、それに対する対策を小児歯科ではどのようにしているのでしょうか⁉️

小児歯科で存在する「恐れ」の対象とその対策‼️

具体的に、お子さんは下記のような5つの対象が刺激となり、「恐れ(恐怖)」が現れます!

①診療室の全体的な雰囲気

お子さんは、歯医者さんの診療室の独特な雰囲気に恐れを感じます!

その対策として、小児歯科では、診療室全体が明るく楽しく落ち着いた雰囲気になるように工夫されています😊

②見慣れない診療器具

大人でも、見慣れない診療器具が治療される前に出てきたら、「恐れ(恐怖)」を感じます!

お子さんの場合は、尚更です‼️

その対策として、小児歯科では、お子さんが「恐れ(恐怖)」を起こさないように、機械や器具ができるだけお子さんの目に入らないように工夫されています😊

③タービン、バキューム、エアなどの音

歯医者さんでの鳴り響く色々な音😱

あの、キィーンというかん高い音😱

大人でも、ゾッとしますよね😱

お子さんの場合は、尚更です‼️

その対策として、小児歯科では、できるだけ音がでない器具を使用するように工夫されています😊

しかし、

どれだけ音に対して配慮をしていても、その音がお子さんに聞こえてしまう場合があります!

その場合は、その音を他の言葉で代用しながら、

例えば、

タービンは、ジェット機!

バキュームは、掃除機!

エアーは、風さん!

など、

小児歯科診療で使用する診療器具を、お子さん(3歳以上)が、日常生活で見たり触れたりしているものに言葉で置き換えて理解を得ながら歯科治療を進めていくように工夫されています!

④痛みを伴う歯科麻酔

小児歯科の歯科治療において、特に注意を払うのが、「恐れ(恐怖)」を引き起こす「痛み」のコントロールとなります!

痛みのコントロールには、歯科麻酔(局所麻酔)を使うことが不可欠になるのですが、お子さんにとっては、歯科麻酔で使用する注射💉という言葉自体に痛みを連想してしまい、注射器を見て、さらに、「恐れ(恐怖)」を増大させてしまうことが多々あります🤔

その対策として、小児歯科では、注射という言葉を使わずに、「歯の眠り薬」「しびれ薬」という言葉を使って説明をしながら、さらに、表面麻酔の使用や注射器を見せないという工夫をしながら治療をすすめていきます😊

⑤歯科医師、歯科衛生士の表情や言動

とはいえ、お子さんが「恐れ(恐怖)」を起こさないための工夫が色々とされていても、小児歯科の歯科治療を行うスペシャリスト本人が、無言だったり、顔が怖かったら、暗かったり、言葉がきつかったりしたら話になりません‼️

その対策として、日常の小児歯科では、小児歯科のスペシャリスト達が違和感を感じるくらいに明るく振る舞っていたり、明るく楽しい診療室の雰囲気を作り出そうとしています!

それは、お子さんの「恐れ(恐怖)」をできる限り引き起こさないための工夫なのですね😊

これらの工夫のベースにあるのは、

小児歯科で働くスタッフさんが、

お子さんに対して、テンダーラビングケア(Tender Loving Care:優しく愛情を持って対応する)

という基本理念に基づいて行動するからこそでもあります😊

そのようなわけで、

親御さんは、ぜひ安心してお子さんを小児歯科へ連れて行ってあげてください😊

なるほど〰️😊
小児歯科では、「恐れ(恐怖)」の対策をしっかりとしているからこそ、子供が怖いはずの歯医者さんへ楽しそうに行くことができるようになるのですね‼️

ハービー君!その通り😊
そして、そこには、お子さんへの「優しく愛情を持って対応する!」という基本理念もベースにあるんですね😊
ただし、お子さんが歯医者さんへ行きたがらない、または、診療を受けたがらない原因が、「恐れ(恐怖)」だけではない場合もあります‼️
例えば、お子さんが不機嫌などの不快な情動の場合もありますので、色々な視点からお子さんを診ていくことができることも小児歯科の強みだといえますね😊

✨まとめ✨

①生後6か月頃から「恐れ(恐怖)」が現れる

②「恐れ」の対象は、年齢とともに変化する

そのため、小児歯科の診療では、お子さんの年齢によって、その歯科的対応は大きく異なる!

また、小児歯科では、

「恐れ(恐怖)」を考慮した歯科的対応だけでなく、

お子さんに対して、テンダーラビングケア(Tender Loving Care:優しく愛情を持って対応する)を基本として接している😊

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「ハービー先生の歯の教室」も、是非、活用してください😁

https://youtube.com/channel/UCJIcSXqUTmG1CLUWAQiHipA

今回も、ブログを読んでいただき、誠にありがとうございました😊

「健康に基づいた歯の美しさ」を提案する

大阪市住吉区あびこの歯医者

ハービー歯科・小児矯正歯科

院長 歯科医師/歯学博士

日本小児歯科学会認定医 

小川慶知 

          プロフィール詳細 〉 

(その他の私の経歴😊)

関西医療学園専門学校 歯科衛生学科 講師

2022年 日本小児歯科学会 優秀発表賞 受賞

 
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